筑紫哲也さん、肺がんで死去 73歳  社会 ]

筑紫哲也さんには、過去に一度だけお目にかかったことがあります。

 

画像2:筑紫哲也さん、肺がんで死去 73歳

私の祖父が配膳会(現在はサービスクリーエイター協会という名称が一般的のようです)を経営していたことから、高校時代から結婚式場でアルバイトをしていました。社会人になってからも、大安で人手が足りない時は週末よく手伝いに出かけていました。
仕事は披露宴会場でのサービスで、主賓や新郎新婦の両親、皇族や有名人の方等VIPはベテランスタッフが担当します。

今から15年近く前だったと記憶しています。いつものように披露宴が始まる前、座席表で自分の担当するテーブルを確認すると、そこには「筑紫哲也」の名前が。(新郎だったか新婦だったか忘れてしまいましたが)筑紫さんの子供さんの披露宴でした。

どのお客様にも変わらぬ丁寧なサービスを心がけていますが、それでもやはり緊張したのを覚えています。お料理はフランス料理のフルコースですが、飲み物はビールやワインの他に日本酒のグラスも用意されています。
私たちスタッフは、お客様のグラスが空にならないように気を配ると同時に、逆にグラスの中味が減らない時には「別のお飲物をお持ち致しますか」とお声をかけたりします。

筑紫さんは日本酒をお気に召されたようだったので、グラスが空になることのないようお注ぎしていたところ「すすめるのが上手だから、どんどん飲んでしまいますね」と、笑顔でおっしゃられたのをよく覚えています。

披露宴のお開きまでの間、かなりの量をお飲みになりましたが、酔うことも乱れることもなくひたすら紳士だったことが印象的でした。

ジャーナリストとしても、そして癌と闘う姿勢も、とても尊敬する方でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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